養鶏業が盛んな土地ならではの郷土料理 「とりめし」
明治時代、日露戦争のときに従軍した加藤弥七さんが、にわとりの孵化技術を持ち帰えり、その後、地場産業の一つとして栄えた吉浜地区の養鶏業。卵の生産が 盛んになると同時に卵を産まなくなった成鶏(廃鶏ともよばれている)も増え、次第にその成鶏(廃鶏)を食べることが広まっていった。この成鶏(廃鶏)の食べ方のひとつとして昔から各家庭、地域で食べられていた「とりめし」がある。この「とりめし」こそ、高浜市の昔から伝わる家庭の味であり、郷土料理なのです。
高浜市の「とりめし」は、コクのある混ぜご飯
「とりめし」に使う成鶏(廃鶏)の肉は硬いので、薄くスライスして使用。そして、たまりと砂糖、鶏脂でスライスした鶏肉を水を使わずに炊き、白米と混ぜ合わせる。これが高浜市の「とりめし」。手軽でおいしく、鶏の栄養がたっぷり詰まった混ぜご飯なのです。
「とりめし」でまちを笑顔に 高浜とりめし学会
2010年「とりめしでまちを盛り上げよう」と発足した、高浜とりめし学会。
市内で「とりめし」を提供する飲食店などのとりまとめや、メニュー開発、イベントなどを企画運営し、「たかはまの味」として積極的にPRをしています。
併せて、市内26の取扱い店舗と協賛会員(2013年3月時点)、高浜市女性部のみなさんを中心とした多くのみなさんの協力を得ながら活動をしています。
高浜とりめし学会は、ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(通称:愛Bリーグ)に所属しています。